店は人なり

昔、先輩に言われた言葉。

「店は人なり。人は店なり。」

 

熊谷で仕事をしていた頃、一番初めにバー業務の事について教えてくださったShotBar ACEの渡辺藤男氏が独立されたての頃おっしゃっていた言葉。

その後、お店を任されるようになり自分で独立してからも常に頭に浮かびあがる言葉。

 

店は、やっている人間の性格や人柄もあらわす。

人もまた、店をあらわすのだろう。

企業もそうかもしれない。

経営者の理念は会社をあらわす。

 

もうすぐ、Affinageも1年。

まだまだ、洟垂れ小僧にもなれてないが少しづつ自分との距離が縮まってきた。

最初は、自分でもかなり設計に携わったはずなのに要領悪く、違う人の店ではたらいている気分だった。

毎日少しづつ、お店と対話しながら距離を縮める。

すると、手足を伸ばした所に今必要なものがすうっと手にとれる。

師の谷友典氏が、任せてくれたラミデュヴァンセントジェームズで始めたての頃、不器用な私によく言ってくれた。

5年目卒業するころ、確かにラミデュヴァンは相棒の様な存在となっていた。

京都に来てから、最初に任せていただいた1階の5坪の小さなワインバー、旧クープドワイングロッサリー。

ここは、現4階のクープドワイングロッサリーのマネージャーシェフ福村武氏がオープニングスタッフとして土台を作ってくれていたので、1年位でリズムがつかめた。

 

今、Affinageでは・・。

本当に少しづつ。

でも、毎日店に行くのが楽しい。

毎日、お店に入ると挨拶をする。

そう、高校球児がグランド入る前に挨拶するように。

帰る時も一緒。

挨拶をして帰る。

Affinageが大好き。

これからも、対話を続けながら熟成を続け変化を遂げていきたい。

変幻自在アフィナージュ。

これからもよろしく。相棒!

 

 

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